〔報告〕政治カフェ「障がいのある女性の複合差別」(2016年9月17日)
佐々木貞子さん(千葉市美浜区在住)から「DPI女性障害者ネットワークの活動について」お話をお聞きしました。
障がいのある女性は、障がい者差別に加え、女性であるが故の差別という複合差別を受けています。長い間そこには目が向けられていませんでした。国連で採択された障害者権利条約には「障害女性は複合差別を受けており、基本的自由と人権を保障するための適切な措置が必要である」と明記されているにも関わらず、日本の障害者施策にはジェンダーの視点がなく、障害女性の姿が存在しないことに、自らアンケートや調査をし、報告書をまとめました。
2015年には国連女性差別撤廃条約委員会で日本審査が行われることを知り、6人の障害女性と介助者の計11人でジュネーブに行き、ロビー活動を展開(なんて行動的なんでしょう!)し、成果を得ました。
やっと日が当たるようになった障害女性の問題ですが、まだまだ一般的には認知されていません。知ったひとが伝えていくこと、「障がいがあってもなくても生きやすい社会」を目指していきましょう。