JRダイヤ改正にあたっては、市民の声を尊重し、JRに対して納得のいく丁寧な説明を求めていきます

JRダイヤ改正にあたっては、市民の声を尊重し、JRに対して納得のいく丁寧な説明を求めていきます

市民ネットワークちばは、子育て・介護・教育・環境保全など、住みよいまちづくりに向けて、議員と市民がともに活動する千葉市の政治団体です。

昨年12月、3月のJR東日本のダイヤ改正において、京葉線では朝夕の通勤快速・快速が廃止され、すべて各駅停車へと変更されるなど大きな変更が発表されました。各自治体からの抗議を受けて、1月16日、JR東日本千葉支社はすでに発表されていた京葉線の改正後のダイヤについて、快速列車2本を復活させるという異例の見直しを発表しましたが、利用者の納得は得られていません。

これについて、市民ネットワークちばでは、2023年12月29日、蘇我駅東口において「京葉線ダイヤ改正についてご意見募集」と題したシールアンケートを実施しました。11時半から12時半、16時半から17時半の2時間で、アンケート協力者数198名のうち、「異論なし」が 9名、「どちらともいえない」が 13名、「ちょっと待って」が 176名の結果になりました。自らすすんでシールを受け取りに来る方、通勤時間のことを考えて蘇我にマンションを買ったのにと言われる方など、たくさんの声も聞きました。実に、88%の人たちが、ダイヤ改正について納得していないことが判明しました。

京葉線の利便性に魅力を感じ、千葉市に移り住んだ市民にとって、急な、そして大きな変更を含む今回のJRの判断は市民に大きな戸惑いと反発を招いています。JRは民間企業とはいえ社会の重要なインフラを担う公共交通機関です。その責任の重さを自覚し、あらかじめパブリックコメントを募集するなど市民および関係者の声を丁寧に聞き、改正の方向性や内容について時間をかけて説明し、利用者に寄り添った姿勢をとる必要があったと考えます。

このダイヤ改正によって、子育てや在宅介護をしている家庭の中には、保育園や学童保育、デイサービスのお迎えを見直す必要のある家庭も出てきます。千葉市の保育園の新年度入園申し込みは前年度の11月からです。前年度の12月発表、翌年3月実施という今回のスケジュールはあまりにも急すぎると言わざるを得ません。

JRに対して、今回のダイヤ改正は市民生活に重大な影響があることを認識いただくとともに、市民ネットワークちばとして、市民の声を尊重しながら、納得のいく丁寧な説明を求めていきます。

2024年1月26日 市民ネットワークちば